自然の残る島

ダイビングスポットとしても有名な石垣島から更に西に進むと、ひときわ大きな「西表島」が迎えてくれます。
石垣のほか、竹富島、小浜島などが所属する八重山諸島の1つに当たるこの西表島は、何と言っても多くの自然が残されていることが魅力です。
他の島とは違い、人工的な観光物というのはあまり存在していません。
せいぜい大原港や上原港などの港が良い所で、その他は自然を残している島となっています。

では、そんな西表島について、様々な情報を紹介していきます。
まずは、この西表島の大きさについてです。
八重山群島のなかでは最大にあたる284平方キロメートルで、海岸線は130キロメートル程となっています。
竹富島の海岸線が9キロであることを考えるとかなり長い事がわかるでしょう。

島の大きさとしては沖縄本島についで2番目であり、その大きさに多くの自然が残されている雄大さを感じる事ができるはずです。
しかし、人間が住む場所としてはほとんど開拓されていないということもあり、大原地区に790名前後、うえはら地区に1000名前後と合計2000人に満たない人口しかおりません。
人口密度は極めて低いと言えるでしょう。

主にこの地域においてはサトウキビやパイナップルの栽培などが行なわれてきました。
最近では若い層を中心にしてマンゴーなどの栽培も行われるようになっており、農業を主体としていることは変わらずとも広がりを見せているのが特徴の1つと言えます。

この西表には沖縄でも最大の滝があります。
落差が最も大きいピナイサーラの滝はおおよそ56メートルボトです。
さらに、水量が多いマリュウドの滝もこの西表にあり、自然を代表するスポットとしてはかなり特徴的だといえるでしょう。

動物の宝庫

この西表島において、誰もが最初にイメージするのはやはり天然記念物である「イリオモテヤマネコ」ではないでしょうか。
獰猛な気性をもつ山猫であり、西表にのみ存在していると言われています。
現在島内全域で100頭前後が存在していると言われています。
この数から更に減ってしまうと生体を維持することができなくなってしまうと考えられているため、島を上げて保護が行なわれています。

主に農地開拓などによる生息場所の現象や、外来種との戦いなどによって脅かされると考えているため、こういった行為については規制が行なわれています。
基本的に一頭で行動する一匹狼ならぬ一匹山猫であるものの、繁殖の時期だけは家族で生活するという生態であることが知られています。

この他にも、特別天然記念物であるカンムリワシというワシも存在しています。
このように、自然の魅力が詰まっているのが西表島ですが、実際に見ることはなかなか難しいため、観光スポットとしてはあまり発展していないのが現状です。